せっかくイベントに参加したのに、結局時間がなくてコピ本しか作れなかった。
ほんとはオフセ本がよかったし、グッズもペーパーも作りたかったなぁ。
とにかく今日は徹夜明けで眠いし、次こそは早め早めにちゃんと準備しよう!
……なんてことをやっていませんか?
同人イベントってほんとうに楽しいけど、やらないといけないことは思ったよりたくさんあります。せっかく参加するんだったら後悔の無いよう全力で楽しみたいよね!!
このページの目次
スケジュールを作るといいこと
効率的に作業できる
だいたい徹夜で作業してしまうような状況は「なんとなくまだ時間ありそうだし、やる気でない。今日はいいや」みたいな感じで無駄に時間を浪費した結果です。
趣味で好きにやっている事とはいえ、ギリギリまで追い込まれないと出来ないという人が多いのではないでしょうか…。
スケジュールをたてておくことで「今日はここまでの作業をしておかないといけない」という状況を作ることが出来るので、自然とやる気が出やすいです。
作品の質が上がる
精神的余裕をもっておかないと、なかなか作品の細かいところまで気を回すことはできません。余裕をもって入稿したからといって100%満足!になるわけではないですが、少なくともギリギリまでバタバタしながらできた作品よりは確実に良いものが仕上がると思います。
忘れ物が減る
イベントに参加するには頒布物のほかにも準備するものはあります。余裕をもって準備することで忘れ物も減らせます。
周りとの信頼関係が築ける
友達とサークル参加したのに忘れものだらけ、アンソロジー参加で入稿期限を延ばしてもらう…などしたことありませんか?相手は怒ってないように見えても迷惑に感じているはずです。約束を守ることは信用に繋がります!
イベントを全力で楽しめる!
夜更かしして根詰めて作業する、徹夜する、などしていると普通に体に悪いです。体調がすぐれないまま参加することで、大勢の人が集まるイベント会場において迷惑をかけてしまうことになるかもしれません。せっかくのイベントですから万全の状態で楽しみましょう!
スケジュールを管理するツール「新刊落とさない表」
そのときに役立つのが、私たちのサークルで実際に使っているこの「新刊落とさない表」です!! 作りたい本のページ数や作業時間を入力すると、いつまでに原稿をやり始めたら間に合うか?をおしえてくれます。
もちろん無料なのでコピーしてどんどん使ってください!
ダウンロード
自分のGoogleドライブにコピーしてご利用ください。
★コピーの方法
ファイル>コピーを作成 をクリック
好きな名前を付けてOKをクリック
「新刊落とさない表」の使い方
この表は「Googleスプレッドシート」という機能を使っていて、Googleドライブ内で使用できます。
Googleドライブについては先日の記事で紹介していますので、ご参照ください。
1まずはイベント日を入力しよう!
①にイベントに参加する日を入力。すると「準備完了日」と「入稿日」が自動で表示される。
「準備完了日」…すべての頒布物がそろっている状態の日。イベント日の7日前に設定されている。
(イベント日までに値札・お品書き・ポップの準備、小銭の確認、遠征するなら荷造り などの準備をするため。)
②で日数を変更することもできる。
③入稿日を入力する。印刷所にお願いする場合は入稿から配送にかかる日数、コピー本の場合は製本にかかる日数を入力。
2新刊の情報を入力しよう!
④作りたい本のページ数を入力する。
表紙や裏表紙を除いた 本文のページ数を入力する。
⑤1ページあたりの作業内容とそれにかかる時間を入力する。
漫画原稿の場合だったら、ネーム、下書き、ペン入れ、トーンなど。(30分の場合は0.5とする)
⑥本文以外の作業内容とそれにかかる時間を入力する。
表紙、裏表紙、ノベルティなど。
すると、本を作るのに必要な時間が表示される!
3あなたの作業できる日数と時間を入力しよう!
⑦1週間当たりの休日の日数を入力する。
⑧休日、平日にそれぞれ作業に充てられる平均時間を入力する。
これで「新刊を入稿日までに完成させるのに必要な日数」がわかる!
イベント日・準備完了日・入稿日・作業開始日をスケジュール帳やカレンダーに早速記入しときましょう!
おわりに
自分の作業できる時間や内容を数字で見ることで、冷静に分析することができたと思います。
これだけでもけっこうやるぞ!って気持ちになりませんか?
本の内容などでもちろん時間は前後するでしょうし、絶対こうすればいい!というものでもありませんが、大事なのは「自分はどの作業にどのくらい時間がかかるのか?」をしっかり考えることです。
「1日〇ページ進んだことあるから余裕wwww」みたいな理想論の進め方ではなく、現実をきちんと見て、自分に必要な時間を必要な分きちんと作業していけば、無理なく本を作ることができるはずなんです!
締め切りに追われてヒィヒィ作るのって苦しいですよねえ。だって楽しい本つくるんだから!楽しい気持ちで作りたいよね!ワーイ!
というわけで私たちの作ったツールが楽しい同人ライフの一助となれば幸いです☆